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さくらVPSにCentOS7を3回インストールし直して分かったこと

CentOS7_logo

このブログサイトを開始するまでにOSを3回インストールし直しています。
このインストールやり直しによる試行錯誤の経緯を紹介します。
私の経験によって、あなたが私と同じ失敗をすることを避けられればと思います。初めてインストールする際の時間が節約できますように。

最初のインストール

さくらVPSと契約し、さっそくVPSにOSをインストールしました。OSは無償LinuxディストリビューションCentOSにしました。バージョンは最新の7です。

選定理由はこのブログの「さくらVPSとWordPressでブログサイトを構築しました」に書きましたが、知名度が決め手でした。知名度が高いと情報を収集しやすいと思ったからです。

インストールは以下のさくらVPSのサポート情報を参照して行いました。
カスタムOSインストールガイド – CentOS 7

以下の本で予習していた私はインストール先の変更とインストールタイプの変更にチャレンジしました。これが最初の失敗です。
(注)本のせいじゃありません。

はじめてのCentOS7 Linuxサーバ構築編 (TECHNICAL MASTER)
はじめてのCentOS7 Linuxサーバ構築編 (TECHNICAL MASTER)

手動パーティション設定

インストールメニュー画面の「インストール先」の画面でAdd Diskを選択しました。さくらVPSにはデフォルトのOS(CentOS 6)がインストールされているため使用可能領域がほとんどありません。そのためCentOS 6の領域をいったん削除し、CentOS7用の領域を確保しました。
ここまではさくらVPSの「カスタムOSインストールガイド – CentOS 7」と同じ手順です。

次に「I will configure partitioning.」(パーティション構成を行いたい)をチェックしました。そしてパーティション設定スキームの設定を行いました。ここではLVMを選択しました。参考本には次のようにありました。

CentOS 7では、LVM (Logical Volume Manager) という機能を使ってディスクを管理することができます。LVMは、ハードディスク上のデータを物理的な状態にかかわらず論理的に管理しようという機能です。~省略~ CentOS 7のインストーラが自動的にパーティションを分割する場合には、標準的にLVMの機能を使うようになっています。ですので本書でもLVMの機能を使えるように設定を行う方法を解説します。
~はじめてのCentOS7 Linuxサーバ構築編 page 64~

深く考えずに、本の通りパーティションを作成し、サイズを変更して次に進みました。

インストールタイプの設定

「ソフトウェアの選択」(Software Selection)を選択せずにインストールを行うと、デフォルトで「最小限のインストール」が選択されます。このことを事前に知っていた私は、インストールタイプを指定することにしました。

プロっぽく黒い端末の画面のみになる「最小限のインストール」や「インフラストラクチャサーバー」などのインストールタイプを選択してもよかったのですが、CentOSのGUI(Graphical User Interface)も触ってみたかった私は「サーバー (GUI使用)」を選択しました。

再起動できない

1時間半ほどしてようやくインストールが完了しました。OSにログインできた私は「端末」を開きSSHの設定やソフトウェアをインストールを開始しました。「su -」コマンドでroot権限になってみたりと、いろいろ試していた私はサーバを再起動してみようと思いました。

ところが「reboot」コマンドで再起動したところ、いつまでたっても起動しません。さくらのVNCコンソールは黒い画面のままです。焦って同様の事例をWebで調べました。

以下の記事などを参考にしてレスキューモードで起動していろいろコマンドを試してみましたがダメでした。

新搭載のGRUB 2とCentOS 7でのレスキューモード

OS再インストール

結局これでまるまる二日費やしてしまいましたが、解決できませんでした。
泣く泣く次の情報を参考にOSの再インストールを行うことにしました。WordPressもインストールしてなかったので決断ができました。こういう時さくらVPSは簡単に再インストールができるので助かります。

さくらVPS OSの再インストール方法

今振り返れば、インストール時にパーティションの設定をさくらの「カスタムOSインストールガイド」から外れて、設定してしまったことが原因ではないかと思います。

CentOSにはブートローダーとしてGRUB2が採用され、OS起動をコントロールしています。パーティションを変更してしまうとGRUB2が設定ファイルをうまく読み込めなくなってしまい起動できなくなったと推測しています。インストール後GRUB2の設定を正しく行えば今回のことは回避できたのかもしれません。憶測で書くのはよくないのですが、もう一度試してみる勇気がないので今に至っています。

2回目のインストール

一度目の失敗に懲りた私はさくらのパーティション設定は「カスタムOSインストールガイド」通りにインストールを実行してみました。インストールタイプだけは「サーバー (GUI使用)」を相変わらず選択しました。インストールタイプによって起動できなくなることはないだろうと思ったからです。

また1時間半ほどしてインストールが終わり、ログインもでき、rebootも無事できました。さてこれから本格的にソフトのインストールやら設定を行おうと思いました。

パフォーマンスの心配

これでサーバ構築できた!と思った私ですが、しばらくしてこのままGUIで長く使い続けてよいのだろうかと一抹の不安が生じました。なぜならGUIはグラフィカルな画面描写のためにメモリーやCPUを消費します。そうなると肝心のWebサーバとしてのリソースが乏しくなると思ったからです。

またさくらVPSの契約コースも最高性能のコースを選択しているわけではないのでリソースには限りがあります。限られたリソースで最大のパフォーマンスを出したいと思った私は泣く泣く再インストールを決断しました。

3度目の正直

パーティション設定はガイド通り、インストールタイプはGUIのない「インフラストラクチャサーバー」を選択しました。「最小限のインストール」よりは後から必要なソフトウェアをインストールする手間が少しは省けるかなと思ってです。
また「最小限のインストール」は時刻合わせデーモンの「chrony」がインストールされないなど、玄人向けです。

インストールはGUIを選択した時よりも短い時間で終わり、rebootも無事できました。これでようやくサーバが構築できました。

まとめ

今回何度もインストールして得た教訓は以下です。ここまでやり直す人も珍しいかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。

  • VPSのようにリソースが限られている場合インストールタイプはGUIを選択せずに、パフォーマンス面で有利なCUI(Character User Interface)を選択する。
  • インストール出来たらすぐに再起動して正しくインストールできたことを確認する。大部分の設定が終わった後で再起動できないことが判明したら地獄です。
  • パーティション設定を行ったらGRUB2の設定も見直す。よくわからなければ標準のインストールガイドの通りに設定する。
  • 人はミスるのでバックアップを真面目に考えておく。
  • 早めに失敗してノウハウを蓄積する。そのためにはやり直しが簡単なVPSを選択する。さくらなど。

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