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失敗から立ち直る力「レジリエンス」についての本をまとめました

失敗から立ち直る系の話が好きです。そのような力のことを最近はレジリエンスと呼ぶようです。厳しい世の中、失敗から立ち直る力「レジリエンス」が重視されています。レジリエンスについて読んだ本をまとめましたので紹介します。

私について

失敗に縁があります。
大学受験は浪人してしまい、入学しても留年して親を泣かせました。就職活動では面接が上手くいかず、行きたい会社には入れませんでした。また入った会社では空気が読めなくてお客さんを大激怒させたり、あるポジションを解任されるなど手痛い失敗を経験しました。

そのため誰かが失敗から立ち直り、克服し再チャレンジする系の話にはとても共感します。

本の紹介

そのような本を多く読んできたのでまとめて紹介したいと思います。
レジリエンスそのものの本だけでなく、間接的に関連する本も紹介します。

レジリエンスの入門書

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方 久世 浩司
世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方 久世 浩司

レジリエンスについての入門書的な位置づけです。まずここから読むとよいと思います。体系的に学べます。
レジリエンスには3つのステージがあります。

  1. 精神的な落ち込みから抜け出し、「底打ち」した段階
  2. レジリエンス・マッスルを使って、再起する段階
  3. 過去の逆境体験から一歩離れて、高い視点から俯瞰する段階

これらの段階を経てようやく失敗を克服し失敗から学ぶことができます。

この本で特に重要なのが「自分の強みを活かす」ことです。自分の強みこそがレジリエンス・マッスルを鍛えます。
自分の強みを知らないと、自分の弱みで勝負に出て大敗し、精神的に落ち込んでしまいます。また自分の弱みに気を取られて強みを磨いてこなかった場合も同じです。

自分の強みが自尊心を強め、自分を強くしてくれるのです。

ドラッカー曰く。

何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。

自分の強みを理解せず、世の中でよいとされている能力を磨こうとして、挫折し傷ついている人が多いと思います。たとえばコミュニケーション能力やリーダシップ、英語力、ロジカルシンキングなどです。
それらは必ずしも自分に合ったものではないかもしれません。弱みを磨く行為かもしれません。

私はこの本を読んで、すぐに自分の強みを知りたいと思いました。
そこで読んだ本が次です。

自分の強みを知る

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす マーカス バッキンガム
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす マーカス バッキンガム

「レジリエンスの鍛え方」で紹介されていた「ストレングスファインダー」についての本です。「ストレングスファインダー」とは180の質問に答えることで、34の資質の中から自分の強みを見つけるものです。
本にはストレングスファインダーを行えるURLとアクセスコードが付いています。一度アクセスコードを使ってしまうと2度と使えないので、中古本を購入する場合は注意が必要です。

Clifton StrengthsFinder
英語のサイトなのでビビってしまいますが、日本語版もWebで検索すれば見つかります。180の質問も日本語版があります。

早速やってみました。
strengths finder
(画像はiPhoneアプリからのものです)

赤が「思考」系、青が「人間関係構築」系、紫が「実行力」系、黄色は「影響力」系の資質です。
強みが思考系に偏っていることが分かります。
確かに私は考えたり、新しいことを学ぶのが好きです。特に努力せずに自然にできることです。だからこそ磨けば強みになるのです。

なお本についているアクセスコードではTop5のみ開示されます。
これだけで自分の強みを知ることが出来ますが、弱みを知ることができません。
つまり捨ててよい特性が分からないままです。
それを知りたかったので、さらに追加料金を払って34のすべての資質の順位を公開しました。

本に書かれていますが、34の資質は、いいも悪いもなく、その人の繰り返し現れるパターンにすぎません。それを磨けば強みになるし、磨かなければ宝の持ち腐れになります。

失敗についての本ではありませんが、レジリエンスを鍛える手段になるので紹介しました。

手痛い失敗の振り返り方法

なぜ、優れたリーダーは「失敗」を語るのか 佐々木 繁範
なぜ、優れたリーダーは「失敗」を語るのか 佐々木 繁範

著者にとって手痛い失敗談をサンプルとして、失敗を振り返り、乗り越え、語れるようになるまでの具体的なステップを書いています。
失敗談は、その体験を自分なりに振り返り、受け入れてからはじめて語れるようになります。
著者はこの本のために体験を正面から見つめ、多くの発見をしたそうです。

失敗することで自分を見つめなおす機会を得、自分の強みや本当にやりたかったことを発見しています。

この本で特に有益なのが二つの失敗の振り返り方法です。

一つはミスや忘却によって起きた失敗です。これは原因を追究し、ロジカルに対応策を考えればよいです。
もう一つは新しいことにチャレンジした時の失敗です。

新しいことにチャレンジして失敗した場合には、原因を追究するのではなく、目的を確認した上で「どうすれば良かったか?」、その目的をより効果的に達成する方法がなかったか、を確認すると前向きな対処が期待できます。

なぜ失敗したかという原因追求型のアプローチだと辛くなるので振り返りが難しくなります。しかし目的追求型だと前向きに振り返ることができ、教訓を導き出すことができます。
チャレンジが失敗に終わった時、「もともと何がやりたくてチャレンジしたのか」という原点に戻れば、再び挑戦する気持ちが得られると思います。

失敗を成長の機会とする方法

ハイパフォーマー 彼らの法則 相原 孝夫
ハイパフォーマー 彼らの法則 相原 孝夫

読む前は朝型人間や運動する人、MBA留学者、エリートがハイパフォーマーだといっている本だと思っていましたが、まったく違っていました。

次の習慣がハイパフォーマに共通してみられるそうです。

「失敗を受け止め、そこから学ぶ」
「小さな行動を続ける」
「身近な人を助け、その成功を支援する」
「環境が変わっても瞬時に溶け込む」
「自らの強みを認識し、強みを活かそうとする」

知能や才能は生まれつきのものと考える「固定的なマインドセット」を持つ人と、努力で伸びるものと考える「成長志向のマインドセット」を持つ人がいます。後者はハイパフォーマに多く、失敗や挫折を成長のための機会と考えます。
そのため失敗を恐れません。恐れないから次の挑戦をし、学び、成長するという好循環があらわれます。
その好循環によりハイパフォーマーになるのだと理解しました。

失敗の新たな定義

マーケット感覚を身につけよう ちきりん
マーケット感覚を身につけよう ちきりん

マーケティングについての本ですが、マーケティング感覚を鍛えるものとして失敗についてふれています。

日本では失敗は悪であるという認識がされています。しかし著者は次のように定義しています。

失敗とはスタート地点から成功までの途上に存在する学びの機会なのです。

チャレンジして失敗したら終わりではなく、失敗から学び、再びチャレンジし徐々に成功に近づいていくことが重要です。

シリコンバレーや米国の名門校では失敗経験を問われるそうです。
失敗してなければチャレンジしていないとみなされ、はやく失敗することを求められるそうです。
彼らは失敗することを最初から想定するので、物事を小さくはじめ、なるべく早くフィードバックを得ようとします。

失敗を想定しないと物事を大きなステップで始めてしまい、失敗して大損害を出してしまいます。
そうなると立ち直れなくなってしまいます。

日本は「言霊」思考のせいか、失敗を語ることが避けられています。そのため成功するはずだという見通しで大きく事をはじめる傾向があります。
そうではなく物事はスモールステップではじめ、もし失敗しても致命的な損害にならないようにするべきです。
そして小さな学びを積み重ねて最終的に成功にたどり着くべきです。

自分を振り返ってみると、成功するはずだと盲信して大きく踏み出し大失敗した経験があります。そのたび精神的に大きく傷つき、二度とやるかという投げやりな気持ちになったものです。
失敗の定義を変えていればもうちょっと楽に生きれたかもしれません。

番外編

夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え 水野敬也
夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え 水野敬也

ベストセラーの続編です。自分にとってつらいことを、あえてやることで夢をつかむというのが一貫したテーマです。
失敗しても、もう一度チャレンジすることを以下のように書いています。

でもな、失敗するちゅうことは、その分だけ現実を学んでるちゅうことやねん。夢を現実にするには – 実現するには – 何が必要なのかを、身をもって学んでんねん。いや、そもそも自分らが「失敗」て呼んでることは、単に「現実を知る過程」にすぎへんのやで。エジソンくんが言う「失敗は存在しない。上手くいかない方法を学んだのだ」ちゅうのはまさにそういう意味やねんな
p.388

失敗を「現実を知る過程」と定義しています。「マーケット感覚を身につけよう」では「学びの機会」と定義していたので、両者とも似ていますね。
分厚い本ですがあっという間に読めてしまいます。前向きな気持ちになるのでお勧めです。

まとめ

どの本にも共通するのが自分を見つめなおし、自分の強みを理解することと、失敗から学ぶということでした。
もし気になる本があれば、読んでみてはいかがでしょうか。


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